来週は後半に日米欧で金融政策発表が予定されており、金融緩和からの出口レースにおける日銀の周回遅れ感が強まりやすい環境だろう。各中銀の政策スタンスに鑑みれば円が売られやすい地合いと言えそうだ。
ただ、本日8日から明日9日にかけてG7首脳会議(サミット)が予定されているほか、来週12日には米朝首脳会談が行われるため、政治リスクの高まりには注意が必要だろう。G7サミットは、通商問題をめぐりトランプ米大統領対その他首脳の対立構図が鮮明だ。フランスのマクロン大統領などは共同声明に署名しない可能性もある、とまで述べている。
融和ムードが濃かった米朝首脳会談についても、トランプ米大統領が「北朝鮮が核プログラムを放棄しなければ合意はない」との見解を示した事でにわかに緊張度が増している。
これら週末から来週前半にかけての政治イベントが、ドル/円の上値を阻む事になるのか、あるいは無難に切り抜けて週後半の金融政策ラッシュに上伸の期待を繋げるのか、目が離せない相場展開となりそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)