今夜はトルコ中銀の金融政策発表が最大の注目イベントだろう。トルコ中銀は5月24日に緊急利上げを発表。その後も28日に「金融政策の簡素化」を発表して、形骸化していた本来の政策金利である1週間物レポレートを現行の上限金利と同じ16.50%に引上げた。一時22円台に下落していたトルコリラ/円は、これらの通貨防衛策が功を奏した格好で、足元では24円台を回復している。
こうした中、本日のトルコ中銀の判断が「追加利上げ」になるのか、「ひとまず据え置き」になるのか注目される。市場予想は、据置き(1週間物レポレート16.50%)がコンセンサスとなっているが、5月のインフレ率が12%台に加速した事もあって、利上げ予想も少なくないようだ。実際に、大手通信社の現地エコノミスト予想では、据置き9名に対して利上げ8名と見方が割れている。利上げ期待が少なくないという事は、コンセンサスどおりの据置きならリラ売りが強まる可能性が高いという事になるだろう。トルコ中銀としては、通貨防衛の姿勢を弱めたと市場から判断されない事が重要となる。今回の政策金利発表は、24日の大統領選前の最大の注目イベントとなりそうだ。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)