ユーロ/円は、イタリアやスペインの政局不透明感を背景に125.70円台まで続落して約11カ月ぶり安値を更新。下値メドが見えづらい軟調地合いとなっている。なお、イタリア国債は本日も欧州市場オープンと同時に急落しており、利回りは2年債が1.9%台(+100bps超)まで、10年債も2.9%台(+30bps超)まで上昇する場面があった。

イタリアの政局については、親ユーロ派とみられるコッタレッリ氏が暫定首相に就任したが、市場の動揺は収まる気配が見えない。再選挙を行えばポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」や極右政党「同盟」がさらに勢力を拡大するとの懸念がくすぶっているためだろう。

ただ、再選挙は早くても9月であり、場合によっては来年初旬だ。この段階でのイタリア国債やユーロへの売りには、やや行き過ぎの感もある。ここからの追撃売りはリスクが高そうだ。なお、テクニカル分析ツールの相対力指数(RSI、14日)は、30%を大幅に下回る20%台に低下しており、売られすぎを示唆している。
(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)