このところドル/円相場の上昇をリードしてきた米10年債利回りは、昨日のNY市場で3%を割り込んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)が議事録で、インフレが一時的に上ブレしても利上げを急がない姿勢を表明した事で利回りが押し下げられた。

 本日の東京市場では、米国が輸入車に最大25%の関税賦課を検討しているとの報道もあって株安・円高が進み、ドル/円は109.30円台まで下落。過去2カ月の上昇に対する調整の動きを強めており、この間の上昇幅の38.2%押しにあたる108.80円前後や50%押しの108.00円前後が当面の下値メドとなりそうだ。

 仮に200日移動平均線(110.20円前後)を上抜けて反発すれば、スピード調整完了との見方に繋がる可能性もあるが、米国債利回りの上昇を期待しにくいだけに、そのハードルは高そうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)