昨日のドル/円は、円が全面高となり大幅に下落した。早朝にトルコリラが急落するなど、一部の新興国で通貨不安が高まっている事や、米朝首脳会談を巡る不透明感が広がった事などを背景に円を買い戻す動きが活発化。欧州市場では一時109.50円台まで下値を切り下げた。NY市場に入るとリスク回避の動きが幾分和らぎ110.30円台まで値を戻す場面もあったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されると再び売り圧力がかかり、110円ちょうど付近まで押し戻された。
 なお、FOMC議事録を受けて米10年債利回りが3%を割り込んでおり、日米金利差拡大によるドル買い・円売りは入りにくくなっている。ドル/円は昨日の下落で日足・一目均衡表の転換線を下抜けており、基準線が走る109.30円前後まで調整余地が広がったと考えられる。
本日の予想レンジ:109.300-110.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)