昨日のドル/円は、手掛かり材料を欠く中、調整売りがやや優勢となり、110円台後半へと小反落した。足元ではドル高をリードしてきた米長期金利の上昇も一服しており、市場は「次なる材料待ち」の姿勢を強めている模様。本日は5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(27:00)が「次なる材料」となるか注目される。
 ただ、6月FOMCの利上げはほぼ100%織り込まれており、この点についてはサプライズの余地はほとんどない。年内にあと3回以上(6月も含めて)の利上げを行う可能性が示唆されればドルの強気材料となるが、5月FOMC声明のトーンに鑑みればその可能性は小さいだろう。今回のFOMC議事録は、ドル高トレンド再開のきっかけにはなりにくいかもしれない。議事録が思ったほどタカ派的ではないと受け止められた場合、ドル/円は200日移動平均線や日足の一目均衡表・転換線が通る110.20-30円前後をメドに調整する可能性もある。
 本日の予想レンジ:110.200-111.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)