メキシコペソ相場が低迷している。米長期金利の上昇を背景にドルが強いため、新興国通貨が全般的に弱含んでいる事や、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が会期の17日までに纏まらなかった事に加え、7月の大統領選をめぐる懸念が根強い事がペソの上値を抑えている。昨日は、メキシコ中銀が政策金利を7.50%に据え置いた(通貨防衛に動かなかった)事でペソが売られる場面もあった。

テクニカル分析の観点からは、20日移動平均(執筆時5.694円)や100日移動平均(同5.779円)からの下方乖離が広がっているため、自律的な戻りがあってもおかしくないタイミングではある。ただ、メキシコペソを取り巻く環境を考慮すると積極的なペソ買いが入る公算は小さく、上値追いは避けたいところだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)