米ブルームバーグ(Bloomberg)によると、2017年におけるベトナムの新規株式公開(IPO)市場の調達総額は60億USD(約6600億円)余りで、シンガポールやタイ、マレーシア、インドネシアを上回り、東南アジア地域で最も活発となった。
今年1-3月期のIPOによる調達資金は10億USD(約1100億円)だった。テクコムバンク[TCB](Techcombank)が4月にIPOを行い、9億2200万USD(約1000億円)を調達したが、このIPOは2017年10月に行われたビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンコムリテール[VRE](Vincom Retail)のIPOに次ぎ過去最大規模のIPOとなった。
この数年、企業各社のIPOや株式上場、政府資本売り出しが強化されている。投資家もベトナムの証券市場を楽観的に見ていることから、今後のIPOも投資家の関心を引き続き集めるものと見込まれている。(情報提供:VERAC)
[ベトナム株]ベトナムのIPO市場、東南アジアで最も活発
2018-05-17 18:00

・Viet Economic Research & Advisory Corp (VERAC)
2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム経済金融情報」「ベトナム株情報」「VIETJOベトナムニュース」の自社媒体を通じ、経済、金融情 報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業730社超の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは22万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査、産業調査、市場調査に強み。