ワークマン <7564> (JQ)はワーキングウェア・作業用品専門店チェーンをFC中心に全国展開している。18年3月期は計画超の増収増益で7期連続の最高純益更新だった。19年3月期も増収増益予想で、4月の既存店売上も107.1%と好調である。株価は3月高値から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して出直りが期待される。
 
■ワーキングウェア・作業用品の専門店チェーンを全国展開
 
 ワーキングウェアや作業用品などの大型専門店チェーンをFC中心に全国展開している。ローコスト経営を特徴として、店舗展開は年間約30店舗の新規出店で25年1000店舗(18年3月期末821店舗)を目指している。
 
 重点戦略としては、人口の多い地域でのドミナント強化、EDLP(エブリデー・ロー・プライス)戦略による低価格の追求、PB商品による客層拡大、法人営業の強化、加盟店サポートとしての顧客管理システムと需要予想発注システムの導入などを推進している。
 
 なお収益面では、冬物商品が主力となる第3四半期の構成比が高い特性がある。
 
■18年3月期は7期連続最高純益更新、19年3月期も増収増益予想
 
 18年3月期の非連結業績は、チェーン全店売上高が17年3月期比7.3%増の797億03百万円となり、営業総収入が7.7%増の560億83百万円、営業利益が11.0%増の106億03百万円、経常利益が10.4%増の118億56百万円、純利益が9.8%増の78億44百万円だった。
 
 既存店売上の好調、新規出店、PB商品売上構成比上昇による売上総利益率上昇などで計画超の増収増益だった。そして7期連続で最高純益を更新した。既存店売上高は104.7%で計画の101.8%を上回った。店舗展開は新規出店30店舗、閉店6店舗、S&B4店舗で、期末総店舗数は24店舗増加の821店舗(FC比率は1.5ポイント上昇の84.3%)となった。
 
 PB商品売上高は33.4%増の255億70百万円、PB商品比率は6.3ポイントじょうしょうして32.2%となった。PB商品が好調に推移し、売上総利益率は70.6%で3.8ポイント上昇、営業総利益率は36.5%で0.6ポイント上昇した。販管費比率は17.6%で横ばいだった。
 
 19年3月期の非連結業績予想は、チェーン全店売上高が18年3月期比4.5%増の832億87百万円、営業総収入が3.3%増の579億13百万円、営業利益が5.4%増の111億80百万円、経常利益が4.5%増の123億85百万円、純利益が4.8%増の82億21百万円としている。
 
 既存店売上高は103.4%(上期104.2%、下期102.7%)で、店舗展開は新規出店27店舗、閉店5店舗、S&B4店舗、期末総店舗数は22店舗増加の843店舗、PB商品売上高は約20%増の300億円の計画である。
 
 月次の売上高(FC店と直営店の店舗売上高合計、前年比速報値)を見ると、18年4月は全店108.7%、既存店107.1%だった。気温の高い日が多く、春夏商品が好調だった。既存店売上は7ヶ月連続プラスだった。店舗展開は新規出店0店舗、閉店1店舗で、18年4月末店舗数820店舗となった。
 
 18年3月期の配当は17年3月期比5円増配の年間58円(期末一括)とした。19年3月期の配当予想は18年3月期と同額の年間58円(期末一括)としている。予想配当性向は28.8%である。
 
■株価は調整一巡して出直り期待
 
 株価は3月高値5290円から反落して水準を切り下げたが、4000円台前半の水準で調整一巡感を強めている。
 
 5月11日の終値4370円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS201円48銭で算出)は約22倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間58円で算出)は約1.3%、前期実績PBR(前期実績BPS1455円17銭で算出)は約3.0倍である。時価総額は約1788億円である。
 
 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。調整一巡して出直りが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)