本日は3カ月に一度の英中銀(BOE)スーパーサーズデーだ。BOEは2月、5月、8月、11月の金融政策委員会(MPC)では、政策金利のアナウンスと議事録の即時公開に加え、インフレレポートを発表し、それについてカーニーBOE総裁が記者会見を行う。

 利上げについては見送りが濃厚で、市場予想によると7対2の賛成多数で政策金利の据置きが決まると見られている。まずは議事録で利上げ支持票の数を確認したい。

 インフレレポートでは、前回のレポートで1年後を+2.3%、2年後を+2.2%と予測したインフレ見通しが焦点だ。また、「これまでの予想よりも、やや早めかつやや大幅な利上げが必要とされる見込み」とした今後の政策スタンスに関する文言にも注目したい。見通しの下方修正やスタンスのハト派化はポンドの弱材料となりやすい。

 一方、カーニーBOE総裁の会見にはタカ派トーンが滲むとの見方が根強い。元来インフレファイターであるBOEは、通貨安を嫌う傾向にある。ポンド/ドル相場が年初来安値に接近しているだけに、次回のスーパーサーズデーである8月MPCでの利上げに含みを持たせ、ポンド安抑制に動く事は十分考えられる。

 いずれにしても、BOEスーパーサーズデーは見どころが多く、その分だけポンドの反応も一喜一憂の乱高下になりがちだ。相場に振り回されないように足場を固めておく事が肝要だろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)