朝日ラバー <5162> (JQ)はシリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装LED照明光源カラーキャップ、医療・衛生用ゴム製品、RFIDタグ用ゴム製品などを展開している。5月9日に18年3月期業績・配当予想の増額修正を発表した。19年3月期も収益拡大が期待される。株価は反発の動きとなりそうだ。なお5月14日に18年3月期決算発表を予定している。
 
■自動車内装LED照明の光源カラーキャップが主力
 
 シリコーンゴムや分子接着技術をコア技術として、自動車内装照明関連の工業用ゴム製品、卓球ラケット用ラバー、医療・衛生用ゴム製品、機能製品のRFIDタグ用ゴム製品などを展開している。17年3月期のセグメント別売上構成比は工業用ゴム事業82%、医療・衛生用ゴム事業19%だった。
 
 自動車内装照明関連は、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」が主力製品である。車載用「ASA COLOR LED」は高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。
 
 第12次三カ年中期経営計画「V-2計画」では経営目標値に20年3月期売上高70~80億円、営業利益率8%以上を掲げている。技術開発では、RFIDタグ用ゴム製品で培った技術を活用した簡易睡眠ポリグラフ検査用着衣型ウェアラブルシステム、風車用プラズマ気流制御用電極、視認性に優れ疲労低減特性のある自動車内装照明用LEDなどの開発を推進している。
 
■18年3月期業績・配当予想を増額修正、19年3月期も収益拡大期待
 
 5月9日に18年3月期連結業績予想および配当予想の増額修正を発表した。業績予想は2回目の増額修正である。
 
 修正後の18年3月期連結業績予想は売上高が17年3月期比15.7%増の75億34百万円、営業利益が18.1%増の5億61百万円、経常利益が20.2%増の5億89百万円、純利益が34.6%増の4億59百万円とした。配当予想は期末4円増額して年間20円(第2四半期末6円、期末14円)とした。17年3月期との比較でも4円増配となる。配当性向は19.6%となる。
 
 自動車関連「ASA COLOR LED」受注が海外向けを中心に好調に推移している。研究開発強化や基幹システム入替など事業基盤強化に向けた費用の増加を、増収効果や生産性向上効果で吸収し、補助金収入や税金費用の減少も寄与する。19年3月期も収益拡大が期待される。
 
■株価は反発期待
 
 株価は26週移動平均線を割り込んで戻りの鈍い展開だったが、業績・配当予想の増額修正を好感して反発の動きとなりそうだ。
 
 5月9日の終値1215円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS101円98銭で算出)は約12倍、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は約1.6%、前々期実績連結PBR(前々期実績連結BPS880円48銭で算出)は約1.4倍である。時価総額は約56億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)