米連邦公開市場委員会(FOMC)が本日発表する声明に市場の注目が集まっている。政策金利であるFFレートの誘導目標は1.50-1.75%に据え置かれる事が確実視されており、見どころは次回6月会合における利上げの示唆であろう。一部には、インフレ判断を引上げる可能性もあるとの見方もある。実際に、3月の個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)は前年比+2.0%に上昇しており、米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ目標に到達している事から蓋然性は高い。

 こうした見方に沿って、今回のFOMCは米長期金利上昇とドル高を後押しするとの見方が優勢のようだ。ドルの強さは足元では対ユーロで最も顕在化しやすいと考えられる。欧州中銀(ECB)の政策正常化が後ずれするとの見方が広がっている上に、シカゴIMM市場における投機筋のユーロ買いポジションが依然として高水準にあるためだ。また、ユーロ/ドル相場は、昨日に200日移動平均線と節目の1.20ドルを下抜けており、テクニカル面からも下落圧力がかかりやすいと考えられる。

 ただし、市場の視線(思惑)がユーロ安・ドル高方向に向かいすぎている嫌いはある。仮に、米FOMCが思ったよりタカ派化しなかった場合は、短期的にせよユーロ買い・ドル売りが強まる可能性もありそうだ。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)