印刷事業などを手掛ける凸版印刷株式会社(東京都千代田区)は、ベトナム最大手IT企業のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)と共同で、センサーなどの産業向けIoT (Internet of Things=モノのインターネット)を活用して事務などのBPO業務を「見える化」し、高効率かつ高品位な運用を実現する「トッパン事務業務効率化シミュレーションサービス」を開発した。9月より同サービスを用いたBPOソリューションとして提供を開始する予定。

  同サービスは提供開始に先立ち、凸版印刷におけるBPO事業の統合拠点「BPOスクエア朝霞」(所在地:埼玉県新座市)で5月から9月まで5か月間にわたり実証実験を実施し、効果検証を行う。

  凸版印刷はFPTと海外BPO事業での協業に関する覚書を2016年5月に締結しており、今回の新サービスもその一環となる。凸版印刷で従来培ってきたBPO業務ノウハウと、FPTのIoTデータ活用ノウハウを組み合わせた新サービスを開発し、企業の業務効率改善を実現する。

  同サービスは、従来工場を中心に導入されていた、膨大なデータから過去の現場環境をコンピュータ上に再現し、シミュレーションを行う技術「デジタルツイン」を事務業務向けに活用すべく、産業機器向けのIoTプラットフォームなどを元に、その仕組みを発展させて開発したもの。

  FPTと共同で開発した運用システムにより、センサーなどを通じてヒト・モノ・設備などの情報を収集し、クラウド上のデータベースに登録して分析することで、事務業務の効率化を図る。(情報提供:VERAC)