昨日は、NY市場で米長期金利が低下し米国株が上昇したにもかかわらず、豪ドル安・米ドル高が進んだ。本日の東京市場では0.7530ドル台まで下値を切り下げて昨年12月以来の安値を付ける場面もあった。月末需給に絡んだドル買いが出やすいとの見方もあり、豪ドルは上値の重い展開が続きそうだ。本日発表される米1-3月期国内総生産(GDP)速報値の結果にも注目が集まるだろう。

 なお、米国債利回りは多くの年限で豪州債を上回っている。これまで、豪ドルは高金利通貨として選好されがちだったが、もはや米ドルのほうが高金利通貨だと言える。

 豪ドル/ドル相場は、昨年9月高値と今年1月高値の0.81ドル台を「ダブルトップ」とする下落示唆のフォーメーションを形成する可能性がある。「ダブルトップ」の間の安値(昨年12月)0.75ドル前後が「ネックライン」と見られ、これを下抜ければフォーメーション完成となる。本日の欧米市場の動きに注目したい。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)