数か月前から、メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島(フーコック郡)、南中部沿岸地方カインホア省バンニン郡北バンフォン経済区、東北部地方クアンニン省バンドン島(バンドン郡)で不動産バブルとなっており、地価がハノイ市やホーチミン市などの大都市を大きく上回っているところもある。

  この背景には、上記3地方を対象とする経済行政特別区法の議論が国会で本格化していることがある。同法には前例のない複数の優遇措置が盛り込まれており、実現すればこれら3地方の急速な経済成長を後押しするものと期待されている。

  フーコック島では、地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)など、複数のデベロッパーが経済行政特別区への格上げを控え、リゾートや都市区などの大規模な不動産案件を急ピッチで展開している。

  地価について、同島ズオントー村にある多年生植物栽培目的の農地は1000m2当たり180億VND(約8600万円)、郡都のズオンドン町にある土地はチャンフンダオ通りに面した土地が1000m2当たり1500億VND(約7億1000万円)と非常に高い水準となっている。

  この流れを受け、建設省は「持続的な成長を妨げる懸念すべき動き」として、キエンザン省、カインホア省、クアンニン省の人民委員会をはじめとする関連機関に対し、マスタープランの公開など情報周知を徹底し、違法な使用目的変更に伴った土地売却を阻止するなどして地価吊り上げ防止策に取り組むよう要請した。(情報提供:VERAC)