■貴金属の宝庫、小惑星

 インターネットでいろいろ検索していたところ、金属の塊のような小惑星があることを知りました。火星と木星の間にある、小惑星の2011 UW-158は金属の塊のような小惑星で金やプラチナも相当量含んでいるということです。

 そもそも、プラチナが20億年以上前の隕石が原因でできたというくらいですので、惑星の成り立ちなどと関係し、地球に外部からもたらされたことは驚くことはないのかもしれません。しかし、2011 UW-158が含むプラチナの量は、Mail Onlineによれば、1億トンになると推測されているようです(注)。地球上で考える量的な概念をはるかに超えてしまっているといえるでしょう。

 もっとも、このような小惑星から直ちに採掘できるわけでもありません。おそらくは、こうした小惑星が地球などの惑星の形成のなぞ解きに貢献することになるかと思われます。

■プラチナ及び金と宇宙時代

 先日、イーロン・マスク氏率いるスペースX社が、ファルコンヘビーという超大型ロケットの打ち上げに成功しました。ファルコンヘビーは、ブースターの回収にも成功しました。イーロン・マスク氏のスペースX社は、人間を火星に送り込むことを目指しています。

 火星といえば、上記の小惑星の2011 UW-158は、火星と木星の間にあります。

 今後は、宇宙旅行時代の模索と同時に、こうした惑星のなぞの解明の中で、宇宙における貴金属が調査されていくことになるでしょう。そのとき、官民で地球外にある貴金属に対する関心がより高まってくる可能性があります。まだそこから貴金属を取り出すという段階に至るかどうかは現時点ではわかりません。

 ただいえるのは、先見性のある人たちは、すでに宇宙時代の先陣を切ってその入り口に立っているということ、そして、その宇宙には地球では想像できないような資源が眠っており、それらが宇宙、惑星の成り立ちの解明に役立つ可能性がある、ということかと考えます。そして、宇宙時代が現実になったとき、宇宙における資源の問題も真剣に議論される可能性が出てくると思われます。

■最後に

 宇宙開発に関しては、アマゾンのジェフ・ベゾス氏も、ブルーオリジンという会社を設立して、早くから宇宙開発に取り組んでいます。人類の情報革命が成熟し、宇宙時代が模索されています。現時点では宇宙への旅を以下に安全かつ安く、頻繁に行えるかということが当面の課題かと思われます。

 長い目でみたとき、宇宙の資源をどう扱うかは、将来の人類に任せるしかないでしょう。ただ、架空の話として、もし人類が地球外で生活できるようになったら、現地調達などという考えも出てきそうです。

 今回は、少し夢物語的ですが、プラチナ及び金と宇宙時代についてと題してお話ししました。

(注)Daily Mailのオンライン版。2015年1月17日初出
(情報提供:SBIゴールド)(イメージ写真提供:123RF)