本日は、カナダ3月消費者物価指数の結果が注目される。前回2月消費者物価指数は前年比+2.2%と、カナダ中銀(BOC)のインフレ目標(1-3%)の中央値を上回った。しかし、BOCは18日の会合で「幾分の金融政策の調整はインフレを目標に維持するため必要になるだろう」として利上げスタンスこそ維持したものの「今後の政策調整に関して引き続き慎重を期する」として、差し迫った利上げの必要性を示さなかった。

 もっとも、本日の3月消費者物価指数次第ではBOCとしてものんびり構えていられなくなりそうだ。3月消費者物価指数は前年比+2.4%に加速すると予想されており、仮に予想を上回る事になれば約5年ぶりの高い伸びとなる。原油価格が約3年4カ月ぶりの高値圏に上昇している中でのインフレ加速はBOCのタカ派化を後押しするだろう。市場が織り込むBOCの5月利上げの確率は、昨日終了時点で4割強に過ぎない。利上げ織り込みの余地が十分残っているという事は、カナダドルにも上昇余地があると解釈できよう。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)