昨日18日は、トルコリラ/円相場が一時26.70円台まで上昇して約2.5%もの大幅高を演じた。エルドアン大統領が、2019年に予定していた大統領選と国会総選挙を、今年6月24日に前倒しすると発表した事がリラ買い材料になったと見られる。しかしながら、再選確実のエルドアン大統領に権限が集中する(そのための国民投票は昨年可決済み)事は疑いようがないだけに腑に落ちない反応だ。実際、17日に選挙前倒し観測が広がった際は、トルコ株の下落とともにリラが売られており、トルコリラ/円は26円台を割り込む場面もあった。昨日の上昇については、過剰な刺激策が選挙後に終了する(その結果トルコ中銀が利上げに動きやすくなる)との期待が広がったという見方もあるが、やはり「悪材料出尽くし」の要素が大きかったのではないだろうか。ショートカバーが一巡すれば、改めてエルドアン大統領独裁化への懸念が強まり、トルコリラの上値を抑え込む事になるだろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)