ポンド/円が約2カ月ぶりの高値圏で堅調に推移している。13日には153.80円台まで上昇して2月8日以来の高値を付ける場面もあった。英国の欧州連合(EU)離脱に関する交渉が比較的順調に進んでいる事や日本企業による英企業の買収交渉が行われている事に加え、英中銀(BOE)による5月利上げの期待が高まっている事が足元のポンド買い材料だ。

 こうした中、本日のロンドン市場では英3月雇用統計が発表される。中でも注目すべきは同時に発表される12-2月期の週平均賃金だろう。市場予想では、前年比+2.8%(除賞与)と2015年8月以来の高い伸びが見込まれている。これを上回る伸びとなれば、インフレ高進への思惑が強まり、英中銀(BOE)による5月利上げ観測がさらに高まりそうだ。なお、明日には英3月消費者物価指数など一連のインフレ統計が発表される。ポンド/円はこれらを経て154円台を回復できれば、年初来高値(156.605円)が意識される事になるだろう。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)