米英仏のシリア攻撃が一過性に終わり、地政学リスクに対する過度の懸念は後退しているが、ドル/円の上値は重い。本日の東京市場では買いが先行したが、13日高値(107.776円)を超えられずに失速気味となり107.10円台まで反落した。107円台後半は2月後半にも戻りを阻まれたチャート上のポイントであり、ここを超えられなければ、流れは再び下向きに転じる可能性もある。日足一目均衡表の雲下限(107.079円)前後で踏ん張れるかは、今後の展開を占う上で大きなポイントになりそうだ。

そうした中、本日は米3月小売売上高が発表される。市場予想は前月比+0.4%と、比較的高めの伸びが見込まれている。自動車販売が好調だったほか、税還付金の影響が期待できるとの見方もある。米経済の根幹をなす個人消費は底堅いとの評価に繋げてドルをサポートできるか、小売売上高の結果に注目したい。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)