メキシコ中銀はこれまで2会合連続で政策金利を引上げており、その目的はメキシコペソの下落防止とインフレ抑制にあったとされる。その甲斐あってかメキシコペソの対ドル相場は今月5日に1ドル=18.05ペソ前後まで下落して昨年9月以来のドル安・ペソ高水準を記録するなどペソは足元で堅調に推移している。一方のインフレ率も依然としてメキシコ中銀のインフレ目標3%を上回っているが、今年に入り急速に鈍化している。本日の3月消費者物価指数も前年比+5.11%に一段と減速する見込みとなっている。仮に、予想を下回る伸びにとどまれば、メキシコ中銀のインフレ警戒姿勢が弱まり、利上げスタンスも緩む可能性がある。なお、メキシコ中銀は2月の声明で「インフレのリスクバランスは依然として上方向にある」との見解を示している。本日の3月消費者物価指数から今週12日のメキシコ中銀定例会合、さらには13-14日の米州首脳会議へと続く一連のメキシコ関連イベントに市場の関心が集まりそうだ。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)