2018年、1月の高値1ドル=113円台から、3月は一時104円台に突入するなど、大幅な円高に見舞われました。これは、2016年11月、アメリカ大統領選挙があった時以来の円高水準で、すなわち、為替はもうトランプ相場の上げが帳消しになった形となりました。さて、新年度入り。4月の為替予想について。3月は一時的に105円を割れる場面がありましたが、さすがにもうこのあたりで底打ちする(底打ちした)可能性が高いと考えています。今月も、円高(ドル安)になるようなニュースが出て、再び、105円を割れるような展開になったとしても、104円台や最大103円台あたりでは下げ渋ることが想定されます。つまり、円高になったとしても、その勢いや値幅は限定的。どちらかというと、円安へのトレンド転換を想定しておきたい状況ではないかと思われます。トレンド転換を期待して米ドル円を買うアイデアもありますが、円安方向で重要なポイントはズバリ106円台後半。そのあたりに重要な抵抗帯が位置しており、今月、ブレイクすることができれば、比較的しっかりした円安方向への戻りが期待されます。その場合、控えめに見ても108円台回復。さらに言えば、最近の安値圏(円高圏)で蓄積された相場エネルギーがそこそこ大きくなっていますので、それが逆噴射されて、久しぶりの110円の大台回復も視野に入ってくると考えます。
 
 豪ドル円について。米ドル円の見方が正しいとすれば、豪ドル円もこれから反発局面に入ることが期待されます。豪ドルに投資している方は、今年これまで1月の高値89円から、3月は安値80円台へと大幅に円高になりましたので精神的にもちょっと辛かったと思います。82円手前にちょっと壁があるのですが、その壁を上抜た場合を思い切って予想しますと、84円あたりまでなら、するするっと戻る展開も想定されるのではないかと思います。
 
 もうひとつ、どこまで下落するか心配という声が多かったのがトルコリラ円。先週号では、長期的な下落波動、そして中期的な下落波動を計測しますと、「26円が最大メドとして浮かび上がります。これ以上の下げは、さすがにもう行き過ぎ」などと解説いたしました。結果的にはその26円で一旦下げ止まった形になっています。先週発表された昨年の年間のトルコGDPは、前年比プラス7.4%。かなりの高成長で、中国やインドなどを上回っています。トルコ投資について、いわゆる「見直し買い」が入ることも想定されますし、そうでなくとも、世界一の高金利(レバレッジ無しでも年率10%超)なので、毎日たくさんスワップ利息が貯まりますし、投資資金の一部を分散投資する先としては、魅力的だと思われます。
 
 トルコリラよりも、やや金利は低いながらも、今年、為替レートが非常に安定しているのがメキシコペソ。これも分散投資先としておすすめです。先週は1ペソ=5.85円近くまでじりじり上がってきました。年始は約5.72円でしたから、3カ月で2%超も値上がりしています。レバレッジ無しでも年率9%超のスワップ利息が貯まるうえに、為替の値上がり益までついており、ダブルで儲かっています。今週はメキシコの自動車輸出などの経済指標発表が予定されています。堅調な数字が出るものと期待しています。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)