ドル円は小動き。米経済指標が弱かったことで106円27銭前後を試したが、勢いはなく、106円台半ばで引ける。ユーロドルは1.23を挟んだもみ合い。依然として明確とした方向性が見られず。

 株式市場は反発。重石であったハイテク株が反発したことで、ダウは254ドル上昇。ナスダック指数も114ポイント上昇。債券市場は反発。長期金利が2.74%台と2月5日以来の低水準。金は3日続落し、原油は反発。

2月個人所得               →+0.4%
2月個人支出               →+0.2%
2月PCEコアデフレータ         →+1.6%
新規失業保険申請件数           →21.5万件
3月シカゴ購買部協会景気指数       →57.4
3月ミシガン大学消費者マインド(確定値) →101.4

ドル/円   106.27 ~ 106.57
ユーロ/ドル 1.2284 ~ 1.2336
ユーロ/円  130.61 ~ 131.35
NYダウ   +254.69 → 24,103.11ドル
GOLD   -2.70   → 1,327.30ドル
WTI    +0.56   → 64.94ドル
米10年国債 -0.041  → 2.740%

本日の注目イベント

日  2月失業率
日  2月鉱工業生産
米  株式、債券市場休場(グッドフライデー)

 前日のNY市場で2週間ぶりに107円台を付けた事で、昨日の東京市場の動きに注目していましたが、久しぶりのドル高水準であったことから、輸出筋を中心に断続的にドル売り注文が出た模様でドル円は106円の半ばまで押し戻されました。

 昨日のNY市場では、インフレ率や個人消費支出が発表されましたが、これらは予想値と完全に一致しており、為替への影響はありませんでした。ただミシガン大学消費者マインドの確定値が、下方修正されたことでドル円は下値を試し106円27銭前後まで、売られる場面がありました。

 市場全体を見渡すと北朝鮮の金正恩委員長の電撃的な中国訪問で北朝鮮リスクは後退してます。来月27日には南北首脳会談が、11年ぶりに開催されることも決まり、北朝鮮リスクは大きく後退すると思われます。

 一方もう一つのリスクである米貿易問題は予断を許しませんが、米国側は今後対象品目を選定する予定ですが、どうやら60日の猶予期間を設けるようです。幸い中国側が米国に対する対抗措置を検討していますが、その規模は小さく今後は水面下で両国が交渉を行う可能性があります。一部にはトランプ大統領は本気で中国と貿易戦争を行う気持ちはなく11月の中間選挙をにらんだパフォーマンスとの見方もあります。トランプ大統領自身の支持率は直近でも40%前後と低く支持しない人は50%を大きく越えてます。このままで行けば11月の中間選挙では共和党が負ける可能性が高く大統領は、起死回生を狙った行動に出ているという見方にもうなずけます。

 本日はグッドフライデーのため、米国では株式市場と債券市場が休場です。このところの為替相場は両市場の動きがドライバーとなり上下しています。そのため本日は106円台での動きが予想されます。

 レンジは106円の20銭~106円80銭程度と見ています。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)