昨日のドル/円は、前日終値から1.5円以上も上昇してクローズ。一日の上昇幅としては昨年1月6日以来の大きさを記録した。大幅高の背景は、北朝鮮情勢の改善や米経済指標の好結果というファンダメンタルズ面に加え、日本企業の大型M&A観測や月末・期末に絡むドルニーズといった需給面の要因も指摘されている。

 また、107円ちょうど前後まで上昇する過程で日足一目均衡表の転換線と基準線をまとめて上抜いており、テクニカル面からも流れが変わりつつある事が示唆されている。13日に付けた月初来高値107.288円の突破が上昇トレンド入りの第1関門であろう。

 本日の東京市場では戻り売りに押されて106.40円前後まで押し戻されているが、このままズルズルと弱含めば、昨日の上昇は四半期末を前にした短期筋の買戻しに過ぎなかったという評価につながりかねない。欧米勢は明日からイースター休暇に入るとあって、多くは期待できそうにないが、大陽線の次の足型が今後の相場展開にとって重要になる事は間違いなさそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)