本日は南アフリカ中銀(SARB)が金融政策発表を行う。市場予想によると0.25%の利下げが濃厚で、政策金利は6.50%に引き下げられる見通しとなっている。ただ、利下げは南アフリカランドにとってマイナス材料ではないとの見方も少なくない。

ズマ前大統領を早期退任に追い込んだラマポーザ大統領は、就任早々に付加価値税の引き上げを決めて財政健全化に着手。また、金融市場から信頼が厚いネネ氏とゴーダン氏の元財務相コンビを閣僚に登用した。こうした一連の取り組みが評価されて、格付け会社ムーディーズは格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引上げた。

こうした経緯から、SARBは景気支援に向けて利下げに踏み切る事が可能になったとの見方が一般的だ。市場や投資家の信頼が高まった事を受けて満を持しての利下げという見立てであり、前向きに捉えられているフシもある。利下げをランド高に繋げられるか、「ラマポーザ・マジック」に注目したい。
(執筆:外為どっとコム総合研究所  編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)