エー・ピーカンパニー <3175> は、居酒屋「塚田農場」ブランド店舗のチェーン展開を主力としている。18年3月期はコスト削減が寄与して大幅増益予想である。ただし月次売上を見ると全店売上、既存店売上ともやや悪化傾向であり、通期予想は下振れに注意が必要かもしれない。株価はモミ合い煮詰まり感を強めている。下振れ懸念の織り込みが完了した可能性がありそうだ。
 
■居酒屋「塚田農場」主力で生販直結モデルが特徴
 
 東京都内中心に、居酒屋「塚田農場」ブランド店舗のチェーン展開を主力としている。セグメント区分は地鶏・鮮魚・青果物等の生産流通事業、および居酒屋「塚田農場」運営の販売事業としている。
 
 自社農場で地鶏を育成するなど生販直結モデルを特徴としている。17年12月末の直営店舗数は215店舗である。3月22日には新業態「焼鳥つかだ」をオープンした。
 
■18年3月期大幅増益予想だが下振れ注意
 
 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比5.9%増の275億円、営業利益が2.1倍の6億50百万円、経常利益が51.7%増の8億円、純利益が3.1倍の3億80百万円としている。
 
 第3四半期累計は売上高が前年同期比0.5%増の195億89百万円、営業利益が52.3%増の4億01百万円、経常利益が46.6%増の6億12百万円、純利益が27.1%増の1億80百万円だった。特別損失には減損損失1億75百万円を計上した。
 
 生産流通事業は2.8%減収、63.9%減益だった。生産子会社における稼働率低下で減益だった。販売事業は1.4%増収、2.6倍増益だった。既存店売上の減少などで売上高は伸び悩んだが、店舗運営コストの見直しや新規事業立ち上げ費用の削減などの効果で大幅増益だった。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.2%、営業利益が61.7%、経常利益が76.5%、純利益が47.4%だった。また18年2月の外食売上(決算確定前数値)は全店92.2%、既存店89.6%で、17年4月~18年2月累計は全店97.0%、既存店92.5%増だった。全店売上、既存店売上ともやや悪化傾向であり、通期予想は下振れに注意が必要かもしれない。
 
■株価はモミ合い煮詰まり感
 
 株価はやや上値が重く800円近辺でモミ合う展開だ。18年3月期業績予想下振れ懸念の織り込みが完了した可能性がありそうだ。
 
 3月26日の終値は826円、今期予想連結PERは約16倍、そして時価総額は約61億円である。週足チャートで見ると三角保ち合いの形だが、煮詰まり感を強めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)