23日のドル/円は1年4カ月ぶりに105円台を割り込んだ。前日にトランプ米大統領が、最大600億ドルの対中関税を発表した事を受けて世界的に株価が軟調に推移する中、ドル売り・円買いが優勢となった。また、売り一巡後の反発が105.20円台で止まるなど戻りの鈍さも目立っていた。
 「トランプ・リスク」が強く意識される中、ドル/円は本日も下値を探る展開となりやすいだろう。森友問題で安倍首相の支持率が一段と低下している点も円高要因とされやすい。ドル/円は、23日安値の104.60円台を下抜けると104.00円に向けて流れが加速する可能性もある。ただ、本日早朝時点で米国株先物は小幅ながら上昇しており、市場心理の悪化に歯止めがかかる兆候がない訳でもない。引き続き、各市場の株価動向を睨んで神経質な展開となりそうだ。
 本日の予想レンジ:104.000-105.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)