ドル/円は今朝方に105円台を割り込み、一時104.60円台まで下落。2016年11月にトランプ氏が勝利した米大統領選以来のドル安・円高水準だ。昨日は、トランプ政権が発表した対中関税措置を嫌気してNYダウが700ドル超値下がりするなど、米国株が大幅に下落。本日も「貿易戦争」への懸念からアジア株の下落が見込まれる中でドル売り・円買いが先行している。
 ドル/円は、105.50円、105.25円、105.00円のサポートを次々と下抜けた事で、下向きの流れが加速しやすくなっており、下値メドが見つかりにくい状態と言える。ただ、為替市場全体を見渡せば、ドルはむしろ強含んでおりドル/円の下落は円高が主導している。このため東京市場では本邦当局の口先介入にも警戒が必要だろう。いずれにしてもドル/円は当面、不安定な値動きが続きそうだ。
 本日の予想レンジ:104.000-106.000円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)