神戸天然物化学 <6568> (東マ)は、3月15日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、有機合成化学・バイオケミストリーの技術を用いて、研究ステージ・開発ステージ・量産ステージにおける幅広い範囲で、顧客への支援を行っている。具体的には、顧客が製品開発及び製造販売のために行う研究開発活動において必要なサンプルや製品を供給するとともに、量産に向けて製造方法の検討を実施、製品の供給をしている。製品の研究から量産に至る過程では種々の課題が発生するが、同社は顧客と協力しながら製造方法等の課題を解決して、顧客の求めるサンプルや製品を供給している。
 
 同社は、機能材料事業、医薬事業、バイオ事業の3事業を展開しているが、機能材料事業では、電子材料や医薬用原料等の生産・供給を行っている。医薬事業では、治験原薬・医薬原薬等の生産・供給を行っている。バイオ事業では、遺伝子組換微生物による有用物質の生産・供給を行っている。研究・開発・量産とステージアップし、1つのテーマを大きく成長させるビジネスモデルで顧客に対してワン・ストップ・サービスを提供して、顧客ニーズに応えている。
 
 今2018年3月期第3四半期業績実績は、売上高46億4100万円、営業利益10億7100万円、経常利益10億8500万円、純利益7億1700万円に着地。
 
 今18年3月期業績予想は、売上高58億1700万円(前期比22.0%増)、営業利益10億3100万円(同45.6%増)、経常利益10億1000万円(同36.4%増)、純利益7億1400万円(同47.6%増)を見込む。上場で調達する資金は生産設備の整備に充てる計画。配当予想は、期末一括19.3円を予定している。
 
 株価は、上場初日に公開価格2340円を56.6%上回る3665円で初値をつけ、同日高値4210円と上昇、同日安値は3590円、同日引けは3770円。日本国内における医薬品業界、化学業界における研究活動の外注は増加傾向と事業環境は明るく、同社の顧客の大半が、売上規模1兆円を超える大手化学・製薬メーカーで、長期にわたる取引実績があり、顧客との強い信頼関係を築いており、今後も高い成長が続くとの期待感が高まっている。外部環境に不透明感もあり、バイオ関連物色の流れが続く可能性が高く、一段と騰勢を強めるか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)