ユーロ/ドル相場は、今月1日に1.2150ドル台まで下値を切り下げて下落トレンド入りを示唆するダブルトップが完成したかに思われたが、「ダマシ」に終わりその後1.24ドル台へと反発した。このまま1.255ドル台を突き抜ければ、今度は一転してダブルボトムを形成する事になるが、そう簡単に事は運びそうにない。

 ドラギ欧州中銀(ECB)総裁のハト派姿勢でユーロ高圧力が緩和したほか、米保護主義への不安後退でドル安圧力も緩和しつつある。本日の米2月消費者物価指数の伸びが多少弱めでも、ドルを大きく押し下げる(ユーロ/ドルを押し上げる)公算は小さいだろう。当面は1.215-1.255のレンジを抜け出すのは難しいかもしれない。米2月消費者物価指数を消化すれば、次なるテーマを模索すべく来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちのムードが広がりそうだ。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)