先週号で「105円台前半が下値メドとなっています。そのため105円台では下支えされる可能性が高いと思われます」と予想しました通り。結果は、完璧に想定通り、円高は105円で止まって、週末金曜には107円まで戻ってきました。さて、今週の見通しについて。円高からの戻りのメドは107円台。いくつか節目があるため、この107円台は簡単に上抜けることは難しいように思われます。しかし、もしも、この107円台の上値抑制ゾーンを突破することができれば。。。これまで今年1月からずっと円高トレンドが継続中との見方をしてきましたが、トレンドが久しぶりに転換することになります。まだ、そうなったわけではないので、過度な期待は禁物ですが、もし、107円台の節目をブレイクできた場合には、円安への反発がしばらく続く可能性が高まります。その場合の反発メドは、控えめに見ても109円台回復。さらに言えば、最大110~111円あたりへの反発も期待できそうです。ただ、今週、まずは107円台の節目を超えられるかどうかが注目されます。

 豪ドル円について。2月は月初の1豪ドル=88円から大幅に下落して、多くの読者の皆様から、ご相談のお便りをいただきました。その度に、これまでの予想通り、81円台が底値圏との見方を示してきました。理由は、何度も解説しておりますように、チャート分析において、81円台が最大の下落メドとして先月から浮上していました。実際、豪ドル円は、3月2日~5日にかけて81円台に突入したわけですが、そうなりますと、先月から豪ドル円を売りトレードしていた短期トレーダーとしては最大目標値に到達したことで、買い戻しをします。それゆえ、少なくとも、短期トレーダーの売り圧力がなくなり、逆に、買い戻し圧力が高まるため、81円が底値圏との言い方をしてきました。そして、反発局面に入ると予想して、「これからの反発局面は、84円くらいまでは戻りを期待したい」と明言しました。結果は、これまた完璧に想定通り。先週は81円台で底打ちした後、徐々に反発してきて、先週末は1豪ドル=83.8円まで戻ってきました。今週は一旦、84円台では反発の勢いが止められやすいのではないかと見られます。

 次にユーロ円。これまでは次のような予想を掲げてきました。短期的には「最大130円近辺」、中長期的には「128円~127円へ下落が拡大する可能性も」。今月は、一応、短期的な最大メド130円近辺で踏ん張りました(一時的には129円台に突入しました)。このまま中期的なメドに向かうのか、それとも、一旦、しっかりした反発を挟むのか。ちょっと予想が難しい局面に入っていますが、注目すべき水準は、131円台。先週は、上昇の勢いは131円台~132円手前あたりで押さえつけられました。もしも、先週、上値を押さえつけられた水準を上抜けることができれば、他の通貨と同じく、円安への戻りが拡大しやすくなります。具体的には、最大で134円回復も視野に入ってくると思われます。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)