9日のドル/円は、米朝間の緊張緩和や日銀のハト派姿勢に加え、強すぎでも弱すぎでもない米2月雇用統計を受けて終日堅調に推移。107円台では伸び悩んだものの106円台後半を終値でも維持した。月初来の上値抵抗であった日足一目均衡表の転換線(106.462円)を突破したほか、1月高値(113.385円)と2月高値(110.479円)を結んだ年初来の上値抵抗ラインを上抜けた。この流れを確かなものにできるか、本日の動きが重要となりそうだ。
 注目イベントは多くないが、急展開を見せている本邦財務省の決済文書書き換え問題の行方は気にしておきたい。現段階でこの問題が円相場に与える影響を判断するのは難しいが、仮に安倍政権の致命傷になるようだと、政局不安による円安よりもアベノミクス後退との見方による円高のほうが強く出る可能性もある。
 本日の予想レンジ:106.300-107.600円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)