豪ドル/円は、昨日の欧州市場序盤に81.40円台に下落して約11カ月ぶりの安値を付けたが、そこから一気に切り返しており、本日の東京市場では82.80円台まで反発する場面もあった。昨日の下影(ヒゲ)陽線は下げ止まりのシグナルのようにも見えるが、急激な下落のあとだけにただの「アヤ戻し」である疑いも拭えない。

 そうした中、世界の株価動向とともに、明朝にかけて豪州で予定されているイベントが注目される。まずは早朝6時35分から豪中銀(RBA)のロウ総裁が講演を行う。金融政策や豪ドル相場の水準に関する発言があれば材料視される公算だ。続いて、9時30分には豪10-12月期国内総生産(GDP)の発表が予定されており、市場予想は前期比+0.5%、前年比+2.5%と、7-9月期(前期比+0.6%、前年比+2.8%)から減速の見込みとなっている。豪ドル/円の当面の相場展開を占う上で、今夜から明日にかけての値動きが重要となりそうだ。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)