トレジャー・ファクトリー <3093> はリユースショップを展開し、既存店強化、多店舗展開、新業態開発、買い取り強化を積極推進している。18年2月期2桁増益予想で、19年2月期も収益拡大が期待される。2月28日には収益拡大に向けてゴルフキッズの子会社化を発表した。株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げたが、調整一巡して反発が期待される。
 
■リユースショップを首都圏中心にチェーン展開
 
 総合リユース業態トレジャー・ファクトリーや服飾専門リユース業態トレファクスタイルなどのリユースショップを、首都圏直営店中心にチェーン展開している。17年2月期末時点の店舗数は、16年9月子会社化したカインドオルも含めてグループ合計136店舗だった。
 
 2月28日にはゴルフ用品専門リユースショップの老舗であるゴルフキッズの子会社化(株式譲渡3月15日予定)を発表した。ゴルフキッズは関東と関西を中心に直営1店舗、FC20店舗を展開している。
 
 中期成長に向けた戦略として、既存店強化(店舗移転・リニューアル、出張・宅配など一般買い取り強化による売上総利益率改善)、多店舗展開(複数業態組み合わせて年間12店舗前後の新規出店、全国大都市圏への展開)、新業態開発・出店、海外事業を推進している。
 
 目標数値には19年2月期売上高175億78百万円、償却前営業利益12億91百万円、営業利益9億72百万円、経常利益10億01百万円を掲げている。配当性向は25%以上を当面の目標としている。
 
■18年2月期2桁増収増益予想、19年2月期も収益拡大期待
 
 18年2月期の連結業績予想は、売上高が17年2月期比23.2%増の164億20百万円、営業利益が16.1%増の8億53百万円、経常利益が16.2%増の8億81百万円、そして純利益が19.7%増の5億81百万円としている。既存店売上(単体)は101.0%、既存店の売上総利益率は17年2月期64.8%と同水準を目指す。配当予想は17年2月期と同額の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)で予想配当性向は30.4%となる。
 
 第3四半期累計は、売上高が前年同期比29.4%増の120億75百万円、営業利益が21.7%減の4億60百万円、経常利益が17.0%減の5億01百万円、純利益が12.6%減の3億34百万円だった。既存店売上(単体)が101.2%と回復し、12店舗の新規出店、カインドオルにおける営業強化も寄与して大幅増収だったが、売上総利益率の低下で大幅減益だった。
 
 差引売上総利益率は62.2%で3.6ポイント低下した。単体ベースの既存店の売上総利益率が1.3ポイント低下し、売上総利益率の低いカインドオルの連結も影響した。販管費比率は58.4%で1.1ポイント低下した。上期に新店費用が先行発生したが、第3四半期累計ベースでの販管費比率は低下した。
 
 通期では既存店におけるマーケティング強化、13店舗前後の新規出店、カインドオルの通期寄与などで2桁増収増益予想である。前期出店した名古屋と福岡の早期収益化、新業態の多店舗展開の本格化、カインドオル不採算店のテコ入れを推進する。またトレファクONLINEを10月から本格始動した。タイは11月に2号店をオープンした。
 
 月次売上(単体直営店の店舗売上、前年比速報値ベース)を見ると、18年1月は全店107.9%、既存店98.1%だった。降雪の影響で既存店売上は3ヶ月ぶりに前年を下回ったが、概ね順調と言えるだろう。新規出店は0店舗で店舗数は113店舗(うちFC4店舗)である。
 
 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が73.5%、営業利益が53.9%、経常利益が56.9%、純利益が57.5%である。低水準だが、新規出店が計画の13店舗を上回る14店舗となる見込みであり、新店の下期収益貢献が見込まれるとしている。既存店も好調に推移しており、通期ベースで好業績を期待したい。そして19年2月期も積極的な事業展開で収益拡大が期待される。
 
■株主優待制度は2月末に実施
 
 株主優待制度は毎年2月末時点の1単元(100株)以上保有株主を対象に実施している。
 
■株価は調整一巡して反発期待
 
 株価は地合い悪化も影響して水準を切り下げたが、800円台で調整一巡感を強めている。
 
 3月5日の終値812円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS52円48銭で算出)は15~16倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は2.0%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS333円69銭で算出)は2.4倍近辺である。時価総額は約94億円である。
 
 週足チャートで見ると800円近辺が下値支持線の形だ。調整一巡して反発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)