週明けにユーロが大きく変動する可能性があるため、この週末にドイツとイタリアで行われる政治イベントに注目しておきたい。

 独第2党の社会民主党(SPD)は、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立の是非を問う党員投票を行っており、その結果が4日に判明する。連立賛成が多数を占めると見るが、事前調査によると賛成の割合は56%程度となっており、楽観はできない。万一、連立否決となればメルケル首相の4期目続投も怪しくなるだけにユーロの下落は避けられないだろう。

 また、4日にはイタリアで総選挙が行われる。こちらは結果判明が翌5日になる見通しで、例によって週明けの東京市場を結果が直撃する事になる。どの政党も過半数を獲得できない「ハングパーラメント(宙吊り議会)」となる事は織り込み済みだが、市場が警戒するシナリオは、ポピュリズム政党「5つ星運動」の躍進と、ベルルスコーニ元首相の復権に繋がりかねない「フォルツァ・イタリア」の躍進であろう。

 来週のユーロ/円は、場合によっては130円割れが定着する可能性がある一方、いずれも波乱なく通過できれば132円台へと反発する場面があってもおかしくなさそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)