昨日のドル/円は一時107.60円台に上伸。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言が市場にタカ派的と受け止められてドル高に振れた。パウエル議長は、段階的な利上げ方針を堅持すると改めて表明。さらに、FRBが後手に回り経済が過熱すれば、利上げペースを速める必要が出てくるとも言明した。大規模緩和を継続中でバランスシートも拡大中の日銀とのスタンスの違いは鮮明であり、ドル高・円安が進みやすくなったと見るのが自然だろう。
 ただ、パウエルFRB議長の議会証言後に米10年債利回りが一時2.9%台に乗せると米国株が失速するなど、市場心理には不安定化の兆しが見える。また、本日は月末最終日につきどちらかと言えば積極的な取引は手控えられがちだろう。主要国株価や米長期金利の動向に加え月末絡みの実需フローへの目配りも必要とあって、ドル/円は一進一退の展開となりそうだ。
 本日の予想レンジ:106.600-107.900円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)