トルコリラ/円相場は、28円台前半で低空飛行が続いている。28円割れこそなんとか凌いでいるものの、反転のきっかけが掴めないままもみ合っている。

 足元で、クルド人問題を巡りトルコとシリアの間で軍事衝突の恐れが高まるなど、地政学リスクがトルコリラを圧迫。来週7日には、トルコ中銀が政策金利発表を行うが、インフレ抑制に積極的な姿勢を示す可能性は低いと見られている点も重しとなっているようだ。トルコ中銀は、1月の理事会で「引き締め的」なスタンスを維持するとしながらも、4つの政策金利をすべて据え置いた。製造業を中心に景況感が回復し、インフレが高止まりする一方、政府の緩和圧力も根強く、トルコ中銀としても難しい舵取りを迫られているようだ。

 トルコリラ/円相場は来週にかけても下値不安がくすぶると見られ、28円台で踏みとどまる事ができるかが焦点となりそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)