汚職疑惑が絶えなかったズマ前南アフリカ大統領が先週14日に辞任し、翌15日には財政赤字削減を掲げるラマポーザ新大統領が就任した事で南アランド高に振れている。そうした中、本日は南ア政府が2018年度の予算案を発表する。就任から間もないとはいえ、市場はラマポーザ新大統領の手腕を見極めようと、この予算案に注目している。

 予算案で財政健全化に向けた緊縮姿勢を示す事ができれば、ランドの上昇が加速する可能性もある。ただし、緊縮策は市場受けが良い半面、国民受けは良くない。国民感情に配慮した内容となれば、市場に「手ぬるい」と判断されてランド売りが活発化する事も考えられる。なお、格付け会社ムーディーズは、南ア政府が新大統領の元で財政課題にどう取り組むか慎重に見極めるとの見解を示している。南ア国債が投資適格級の格付けを維持できるかどうかという点からも予算案の内容が注目される。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)