豪ドル/円は先週14日に83.30円台まで下ヒゲを伸ばした陽線を記録して下げ止まりのシグナルを示した。その後はシグナルどおりに83円台後半で下値を固めつつある一方、84円台後半では上値を伸ばせずにいる。85円ちょうど付近には日足の一目均衡表の転換線が位置しており、この水準を突破できれば市場心理が強気に変化する可能性がある。それだけに明朝のRBA総裁補講演とRBA議事録が注目されよう。ただ、ブロック総裁補の役回りは金融システム担当のため、講演では金融政策や為替レートには言及しない公算が大きい。RBA議事録についても、ロウ総裁が「当面は金融政策調整の論拠なし」と発言したばかりにつき、近い将来の利上げ(あるいは利下げ)を示唆する公算は小さい。

 仮にこれらのイベントが相場展開に大きな影響を与えないとすれば、豪ドル/円は引き続き、主要国株価や資源価格の動向に左右される事になりそうだ。85円台の回復には株高・資源高のリスクオン相場継続が必要となろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)