2018年1月は「円高トレンドに入った」「109円~108円へ円高になる」などと予想し、本当にその通りになりました。2018年2月はブログでも連日「もう一段、円高が拡大するかもしれない状況が近づいており、警戒が必要」「近いところで107円台半ば。そのあたりまでなら到達する可能性が高そう」「最大でどれくらい円高が拡大する可能性があるのか見極めますと、105円台」などと予想し、今回もまた本当にその通りになりました。
 
 短期トレード戦略としましては、1月は一旦108円で利益確定してノーポジションの状態になって、2月は、再び売りポジションを新たにとって、107円台半ば~105円台にかけて段階的に買い戻しの決済をしていくような戦い方が、オーソドックスで最も精神的にも楽な戦術だったと思います。
 
 さて、今週の見通しとしましては、先週の105円突入が一時的でしたので、再度しっかり105円に侵入する展開も考えられます。ただ105円が目先の大きな節目となっていますので、もし万が一、それ以上、円高が進むことがあっても、それはさすがに行き過ぎですし、今回の(今年1月からの)円高トレンドは、ひとまず105円で打ち止めと考えてよいのではないかなと思います。長期的な予測としましては、今年最大で1ドル=101円あたりという予想値も出ないこともないのですが、そこまで到達するとしても、さすがにもっと日数がかかると思われます。
 
 ユーロ円について。今年の出だしは、1ユーロ=136円、137円へと急騰して上昇トレンドに入るかと思われましたが、完全に腰折れました。そのため、上昇トレンド入りと判断して買い込まれたポジションが投げ売りされることで、今回のような反落に勢いがつくおそれがあります。先週末のレートは132円を少し割れた水準ですが、去年10月から132円近辺が大きなサポート帯になっており、その攻防が意識されます。現状、そのサポート帯を割り込みますと、最大130円近辺へと急落するシナリオも想定内と考えておきたいです。
 
 豪ドルもいけません。ずるずる下がっています。先週は度々84円を割り込む場面もありました。目先は83円台前半あたりが軽いサポート帯として作用しやすいのですが、最大で81円台突入も覚悟しておきたい状況ではないかと思われます。
 
 高金利通貨は頑張っています。トルコリラ円が先月からずっと「28円割れもあり得る」「最大27円も」などと書いてきましたが、今回のような全面的な円高局面のなかでも、1リラ=28円をキープして粘っています。一方、メキシコペソ円も粘り腰です。1ペソ=5.7円台からなかなか下がりません。過去最安値は5.0円ですので(瞬間的には4.9円)、この6円を割れた5円台の水準では、段階的に買い下がりたいと思っている投資家が待ち構えているのかもしれません。重要な金利についてですが、メキシコは先日また利上げしたばかりなので、当面は変わらず。トルコは先月の会合では現状維持でしたが、高金利を維持することが必要なことを示唆しており、両国とも特に、今の高金利が変化するような懸念事項はないといってよいかと思います。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)