昨日の豪ドル/円は上下に激しく振れる荒っぽい展開であった。米1月消費者物価指数が予想以上の伸びとなった事を受けてドルが買われると、豪ドル/米ドルの下落につれて約8カ月ぶりに83.30円まで下値を切り下げた。ところが、消費者物価指数を受けて下落していた米国株が切り返すと、国際商品価格の上昇もあって84.80円台へと大きく反発。日足チャート上には、1円以上に及ぶ長い下ヒゲを伸ばした陽線が出現しており、下げ止まりのシグナルのように見える。米株式市場の不安心理を示すVIX指数が19前後に低下して平常値と言える水準(10-20)に収斂するなど、投資家のリスク回避姿勢が後退している。株価と豪ドルには反発余地がありそうで、豪ドル/円は85円台の回復が見込めそうだ。なお、明朝には豪中銀(RBA)のロウ総裁が議会証言を行う予定となっており、その発言内容にも注目しておきたい。

(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)