外国企業によるベトナムの不動産市場への投資が増加している。英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)のスー・ゴック・クオン投資部長は、これにより5つの良い影響が期待できるという。

  第1には、外国の巨額の資金がベトナムの不動産市場に投入されることで、国内資金への依存度が軽減される。

  第2には、外国投資家の登場によって彼らの専門的な経験がもたらされ、全ての分野で改革と発展が促進される。

  第3には、市場参加者が多様化することにより、持続可能な市場への成長が促される。国内外の投資家の様々な考えや戦略は、投資や決済の方法、開発商品などの多様化につながる重要な要素で、そこから市場が力強く成長する可能性がある。

  第4には、外国投資家の参入は不動産の販売や開発の部門にも競争をもたらし、消費者にとって利益となる。

  第5には、外国企業との提携や連携により、銀行への資金依存度が軽減される。銀行は不動産分野に代えて農業や製造、サービスなどの他分野に資金を回せるようになる。

  計画投資省外国投資局(FIA)によると、2017年の外国直接投資(FDI)のうち不動産分野の認可額は30億5000万USD(約3330億円)で、全体の8.5%を占めている。(情報提供:VERAC)