カチタス <8919> は、昨年12月12日に東京証券取引所市場第一部に上場。同社は、「未来への扉を。『家に価値タス』ことを通じて、地域とお客様に。」という経営理念のもと、「安心・清潔・実用的」な中古住宅を提供するため、地域に根差した全国123(2017年9月30日現在)の店舗において中古住宅を自ら調査して仕入れ、リフォームし、さらに販売までを一気通貫で行う中古住宅再生事業を主たる事業としている。同社グループは、地方都市の築年数の古い戸建住宅に強みを有する当社と、都市郊外部や地方都市部の築年数の浅い戸建住宅及びマンションに強みを有する連結子会社のリプライスの2社で構成されている
 
 同社は、中古住宅再生事業を通じて、新築住宅でも賃貸住宅でも単なる中古住宅でもない、「リフォーム済みの良質な中古住宅」という住宅における第四の選択肢を提供している。地方の空家を買取って再生するケースが多く、同社の事業成長は、全国的に問題となっている空家問題の解消や地方の活性化にも貢献。地域の不動産仲介会社との協力体制構築やテレビCMやラジオCMによる同社の認知度の向上を図ることにより、買取・仕入の増加を基盤とした事業規模の拡大を図っている。
 
 7日に発表した今18年3月期第3四半期業績実績は、売上高518億8600万円(前年同期比13.9%増)、営業利益56億6200万円(同63.2%増)、経常利益51億4000万円(同55.4%増)、純利益34億4200万円(同43.3%増)に着地。インターネット広告の強化によるリフォーム中契約の促進や、不動産仲介会社との販売面での協力体制構築により、販売件数が3,591件(前年同四半期比10.4%増)と順調に伸びたほか、仕入価格の低減、リフォーム中契約を推進し、値引きによる利益減少の抑制が寄与。自社ホームページおよび不動産ポータルサイトでのオープンハウス告知といったWEB販促活動を促進して、折込チラシ広告を削減する等のコスト削減を継続的に行ったことが奏功した。
 
 今18年3月期業績予想は、売上高679億9800万円(前期比10.0%増)、営業利益70億3000万円(同40.0%増)、経常利益64億4300万円(同34.0%増)、純利益44億9000万円(同28.5%増)を見込む。年間配当予想は、期末一括26円を予定している。
 
 株価は、昨年12月12日安値1638円を底に上昇。ニトリホールディングスとの業務提携施策として検討を進めていた「ニトリ製の家具・インテリア付き住宅」の提供・販売を開始すると2月1日に発表。将来収益に貢献するとの期待感が高まり2月2日高値3450円と買われた後、モミ合っている。来3月期増収増益・増配と観測されており、2600円どころの下値圏まで押す場面があれば、中長期的な視点で買いを考えたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)