カナダ/円は、昨日86.10円台まで下落して約半年振りの安値を付けた。米長期金利の上昇を起点とする世界同時株安と原油相場の下落がカナダドル売り・円買いを活発化させている。なお、昨日はNYダウ平均が1032ドル(-4.2%)下落、NY原油先物は0.64ドル(-1.0%)下落した。

 こうした中、本日は加1月雇用統計の発表が予定されており、カナダドルは大規模変動に見舞われる可能性がある。中でも、株・原油の続落と雇用統計軟化の組合せは最も下げが加速しやすいパターンにつき要注意だろう。

 加1月雇用統計の市場予想は就業者数が1.00万人増、失業率は5.8%となっている。就業者数は11月に8.12万人増、12月も6.48万人増と2カ月連続で大幅増加を記録しており、今回はその反動もあって増加幅が大きく縮小すると見られている。失業率は2007年10月以来の低水準を記録した12月から横ばいが見込まれている。

 本日のカナダドル/円は、まず第一に欧米の株価と原油相場の動向がカギとなるが、加1月雇用統計の結果も重要だ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)