統計総局(GSO)の発表によると、2017年の小売市場の総売上高は約2937兆3000億VND(約1295億6000万USD、約14兆1000万円)で、前年に比べ+10.9%増加し、2016年の前年比+10.2%増、2015年の同+10.6%増から更に加速した。

  これは、国際的なマーケットリサーチ会社やコンサルティング会社の予想を大幅に上回る数字だ。デロイト(Deloitte)やスタティスタ(Statista)は以前、ベトナムの小売市場の規模は2016年に1000億USD(約10兆9000億円)、2017年に1090億USD(約11兆9000億円)に達すると予想していた。

  経営コンサルティング会社のA.T.カーニー(A.T. Kearney)が発表した世界の新興国小売市場調査「2017年グローバル・リテール・デベロップメント指数(Global Retail Development Index=GRDI)」を見ると、ベトナムは魅力的な市場ランキングで、インド、中国、マレーシア、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)に次いで6位に入った。

  前年から順位を5つ上げた理由についてA.T.カーニーは、投資法の規制緩和が外国の小売業者にとってベトナム市場の魅力度アップに貢献したことを挙げている。同社の東南アジア地域担当責任者ソーン・ギー・チュア(Soon Ghee Chua)氏は、ベトナム経済に占める民間企業と付加価値の高い輸出品の比重が増加し、長期的に所得と消費の増加が期待できると指摘、「都市人口と中間層の増加、若者人口の高い割合、経済成長のスピードは、いずれもベトナム市場の将来を楽観できる要素になっている」と話した。(情報提供:VERAC)