本日は、米株安に端を発したアジア株全面安の流れの中で円が最も上昇しているが、主要通貨の中で円に次いで上昇しているのがNZドルだ。NZドルは、対ドルをはじめ、対ユーロや対ポンド、さらには対豪ドルでも上昇している。足元の株安・資源安の流れを見る限りNZドルを積極的に買う理由は見当たらない。ただ、NZドルは投機筋の保有ポジションに傾きが見られず(前週のシカゴIMMポジション)、買い持ちが少なかったと推測されるため、リスク回避のNZドル売りが出にくかったのだろう。

 NZでは、今夜にフォンテラ社乳製品入札とNZ10-12月雇用統計の発表が予定されており、明日にはNZ中銀(RBNZ)の政策金利発表を控えている。NZドル/円相場は、今夜から明日にかけての世界の株価動向と、NZの重要イベントの両睨みで大きく値が振れる公算が大きい。週足の一目均衡表の雲(執筆時78.287~80.648円)をどちらに抜けるかが、今後の方向性のカギとなりそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)