為替は1月は予想通り「109円~108円」へと円高になりました。それを受けて先週号では次のように予想しました。「さて今週の見通しとしましては、円高予想レートに先週到達しましたので、とりあえず抱えていた円高エネルギーは吐き出されたとの見方になります」「円高予想レートに到達した後は、反発したり横ばいだったり、しばらく方向感が出にくい状況になることが多いです」。この予想通り、横ばいで推移したり反発したりで、先週は1ドル=110円まで戻ってきました。
 
 先月は、円高予想がズバリ的中してFX取引で利益を獲得された読者の方が多いと思います。「今月も儲けたい!」と気持ちが高ぶっているかもしれませんが、現状、チャート分析の観点では新たなトレンドに入ったわけではなく、どちらかというと方向感が出にくく勝負しにくい場面、無理して勝負に出る場面でもないかなと思います。
 
 一方、大きなトレンドに入っている可能性が高いのがユーロ円相場。従来の横ばいのレンジ相場を脱け出して、上昇トレンドに入っているとの判断になります。目先、1ユーロ=139円くらいまでなら伸びる余地があるのではないかと見ています。
 
 アメリカ株が久ぶりに調整しています。NYダウは先週終値2万5520ドル。年末は2万4719ドルでしたので、まだ年初来プラスの水準です。今までがあまりにも毎日のように史上最高値を更新して異常でしたので、昨年暮れの水準くらい(2万4千ドル台)へと、さらに値下がりしたとしても、それはむしろ健全な調整といえるのではないかと思います。

 日本株の見通しについては、先週号で「残念ながら売りシグナルが点灯している状況です。そのため、チャート分析においては、調整局面(短期的な下落局面)という認識になります」などと書きました通り、調整局面に入っています。具体的には当初予想通り、日経平均株価2万2800円、さらに下落が加速しますと2万2400円台もあるかなといった状況です。
 
 仮想通貨については、先日ブログで指摘しましたように「完全にバブルが崩壊したといってよい」状況です。その後もさらに相場が崩れており、最も有名な仮想通貨ビットコインは、昨年の最高値約220万円から、先週末は90万円台へと半値以下に暴落しています。仮想通貨そのものがダメだということではなくて、今までのような値上がりの仕方はおかしかったので、今後は、一時的な反発はともかく、さらに相場が崩れてバブル前の価格水準に戻る可能性はあるのではないかと思われます。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)