今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策変更(追加利上げ)なしが確実視されており、連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も予定されていない。2月で退任するイエレンFRB議長にとっては最後のFOMCとなるが、市場に大きなインパクトを残す事なく静かに舞台を降りる事になりそうだ。

 とはいえ、次回3月FOMCはパウエル新FRB議長の下でいきなり利上げを行う公算が大きく、今回の声明にはその地ならしとしての役割が期待される。12月FOMCの議事録では、低インフレをめぐりハト派(慎重派)とタカ派(積極派)の主張が割れていた事が判明したが、もし今回の声明にそうした対立ムードが滲めば混乱の種になる。波乱なく次期体勢に引継げるかが今回のFOMC声明の最大のテーマと言えるだろう。引継ぎがスムーズに行くようなら、ドル/円も大きく動く事はなさそうだ。
 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)