明日朝方に豪州で10-12月期消費者物価指数が発表される。市場予想は前年比+2.0%、豪中銀(RBA)が注目する基調インフレ率は同+1.85%(前回:+1.8%、+1.85%)となっている。RBAはインフレ率を年2~3%に収めるという目標を持っている。昨年11月のRBA四半期金融政策報告では、インフレ目標の下限(2%)に到達するのは2019年初め以降になるとの見通しを示した。しかし、金利先物市場では、現時点で年内利上げの確率が78%織り込まれており、やや前のめりの状況である。背景として、足下の豪州経済が挙げられる。豪州国内では雇用状況は力強く、小売売上高は堅調な推移となっている事や、鉄鉱石価格が昨年11月以降は持ち直すなど商品市況が堅調である。期待値が高い分、予想外に前期より伸びが鈍化するようならば、利上げ期待が後退して豪ドル売りが強まる展開も考えられる。市場の関心が高いだけに、発表直後は荒れた展開となる可能性が高そうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)