昨日のドル/円は4カ月半ぶりの安値から持ち直した。米財務長官のドル安歓迎発言を引きずり、一時108.50円前後まで下落したが、トランプ米大統領が「強いドルを望む」と発言した事を受けて109.70円付近へと切り返した。トランプ大統領は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)復帰の可能性にも言及しており、米政権として通貨安競争への参戦や保護主義強化の意図がない事を表明した形となった。
 こうした中、ドルは売られすぎの反動が出やすいと見られ、本日のドル/円は戻りを試す展開が見込まれる。ただ、日本時間22時から行われるトランプ米大統領の講演には念のため注意が必要だろう。これを無難に消化できれば110円台の回復も見えてきそうだ。そのほか、材料面では米10-12月期国内総生産(GDP)・速報値や米12月耐久財受注(いずれも22:30)などの米経済指標が注目される。
 本日の予想レンジ:108.900-110.400円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)